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TMのバイクの特徴と種類

TMの設立

TMは、イタリアのオートバイメーカーです。
レーシングカート用レシプロエンジンのメーカーとして設立された会社でしたが、その後オートバイの製造にも着手しました。

TMの正式社名は、tm recing S.P.Aといい、1977年に設立された会社です。
長い間、2ストロークエンジンを搭載したモトクロス用やエンデューロ用のバイクを作っていました。

2000年より4ストロークエンジンの製作もはじめ、現在は2アウトロークだけではなく4ストロークエンジン搭載のモトクロス用やエンデューロ用のバイクも生産しています。

TMの魅力や特徴

TMの一番の特徴は、レースに出場するためのワークマシンをそのまま市販車として販売している点でしょう。
TMはアルミフレーム装備で、これは輸入車の中ではTMのみです。
軽くしかも剛性が高くなっています。

TMのブレーキシステムでは、フロントには270mm径の特許取得の異形ディスクローターを採用。
リアは、245mmの大径ローターを装備しています。

オートバイのエンジンにはパワーを上げたりパフォーマンスを向上したりするために、オプション部品が用意されているケースが多いのですが、TMにはありません。
なぜなら、最初からレーシングエンジンを装備しているからです。
つまり、そのままの状態で世界選手権を戦えるマシンなのです。

乗ってみるとマシンの良さが分かります。
エンジン回転が滑らかに、しかも際限なく上昇する感覚や、車体剛性と軽さなどは乗ってみて誰もが驚くほどでしょう。

TMは、エンジンや車体の寿命の長さも特筆すべきものがあります。
例えば、10年前のシリンダーやフレームが交換せずに現役で走行出来ていて問題ないという評価も多いのです。
この長持ち感もTMの大きな魅力でしょう。

TMが取り扱うバイクの種類

TMは市販の状態が最高の状態ですから、改造は不要です。
2Tにはスターターもありません。
レーサーだから1gでも軽くしたいということがTMの思想です。

TM2Tは、125~300ccモデルにTMEES(電子制御パワーバブル)を装備しています。
さらにTM2Tの250、300ccには、シフトポジショニングセンサーも装備しています。
これらの装備が、豊かでフラットなエンジン特性を生み出します。

TM4Tの250と450ccは、電子制御燃料噴射とともにシフトポジショニングセンサーを装備しています。
これにより、排気量を超える力感が出ています。

TMの日本の正規輸入代理店は株式会社うえさか貿易で、これは北海道にある会社です。
取扱店は青森から大分まであるのですが、まだそれほど多くはありません。

部品の注文などはメールやFAXでも対応していますが、詳しく知りたい場合は電話での問い合わせが良いようです。