1. >
  2. >
  3. ブレーキレバーが折れてしまったら

ブレーキレバーが折れてしまったら

ブレーキレバーが折れたら交換した方がいい

バイクが転倒したり側面を障害物にぶつけてしまったりして、一番破損する可能性が高いのがハンドルのエンドグリップやブレーキレバー、クラッチレバーなどです。
ほとんどのブレーキレバーは金属製ですのでそう簡単に折れることはないのですが、一気に強い力がかかることで根元から、もしくは曲がっている部分から折れてしまうことがあります。

ブレーキレバーが折れた場合の修理方法としては、接着剤を使って継ぐとか、溶接で元通りにつなぐといった方法があります。
確かにブレーキレバーの先端の丸い部分のみが折れた場合は、手で握って力を入れるわけではありませんのでそれでもいいかもしれません。
しかし、根元から折れるなどした場合には、また何らかの拍子に破損してしまう危険があります。
やはり溶接でも接着剤でも、接点は弱いものですので力が加わると折れやすいのです。

ブレーキレバーが操作中に折れてしまうようなことになると、即大事故につながるリスクもあります。
そのため、応急的な措置はともかくとして、しっかりと修理するのであればブレーキレバーは交換した方がいいのです。
より安全で確実な方法ですし、パーツもそれほど高いものではありませんので、リスクを考えたら交換した方が安心でしょう。

さらに、ブレーキレバーの交換はパーツさえ手に入れれば、わざわざ修理工場に依頼しなくても自分でできる簡単なものです。
メンテナンスの方法を自分で覚えるためにも、交換作業にチャレンジしてみましょう。

ブレーキレバーの交換方法

ブレーキレバーを交換するのに必要な道具は、マイナスドライバーと10mmのスパナ、もしくはメガネレンチのみです。
レバーの根元、多くは下側に固定用のボルトがありますので、スパナで緩めて抜きます。
ここはネジ式の場合もありますので、その場合はドライバで緩めます。

これだけでブレーキレバーは抜けますので、抜いた後のボルトや根元をきれいにします。
パーツクリーナーで洗浄したり、ウエスや綿棒を使ってゴミを取り除いたりします。
掃除をしないままで新しいレバーを取り付けると、動きが悪くなったりレバーの戻りが効きづらくなったりすることがありますので丁寧に作業をしましょう。

新しいブレーキレバーの接続部分に、グリスを塗ります。
べたべたすると取り付けづらいので、余分なグリスはぬぐっておいた方がいいです。
その後ブレーキレバーを接続部分に差し込んで、ガタつかないようにボルトで留めます。
その際、根元にあるアジャスター、もしくはレバーの根元にあるダイヤル式のアジャスターを設定して、握り具合を調整しましょう。

ブレーキレバーを握って、問題なくブレーキが効くことを確かめたら終了です。
作業時間は、清掃が大変でなければ10分ちょっとあればできる簡単なものです。