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ハーレーダビッドソンのバイクの特徴と種類

100年以上の歴史のあるアメリカを代表するメーカー

ハーレー・ダビッドソン(Harley-Davidson)は、今を遡ること100余年前に米国ウィスコンシン州のミルウォーキーで誕生しました。
創業者はアーサーとウォルターの二人のダビッドソン兄弟とウィリアム・シルヴェスター・ハーレーという人物で、この三人の名前を取って社名を「ハーレー・ダビッドソン」としています。
もともとはダビッドソン兄弟の父親が所有していた小さなガレージで動力付き二輪車を開発し始めたというのがきっかけでした。

1900年代初頭は二輪車に動力を搭載するという技術が世界的に始められるようになったばかりのことで、欧米を中心に世界的にエンジンの小型化と二輪車への搭載が競って研究されていました。
そんな中三人の若者が小さなガレージで作った乗り物は非常に性能がよく、大きな工場などで作られるものと全く遜色のないものでした。

初めて開発に成功した「ハーレー・ダビッドソン1号」は単気筒エンジンに排気量409cc、3馬力というものでキャブレター部分にトマト缶を使うなど使える道具や設備がない中で工夫をしていたことがうかがえます。

会社として立ち上げたのは初号機開発から4年後の1907年のことで、初代社長としてウォルターが就任し1906年には年間生産台数50台だったところを一気に170台に増やします。

その後大きく飛躍することになったきっかけが、地元警察にバイクを売り込んだということで、性能の高さもあってすっかり町の顔として定着をしていくことになりました。

日本でもファンが多いハーレー・ダビッドソンのバイク

ここ最近の日本のバイク市場を大きく動かしているのが輸入車のシェア拡大ですが、中でも一際人気が高いのがハーレー・ダビッドソンです。
ハーレー・ダビッドソンといえば独特の大きな車体とデザイン、サイドカーを付けても走行可能な強い馬力が魅力です。

日本で一躍メーカーが有名になったのが1960年代を代表する映画「イージー・ライダー」からということもあり、現在60代以上の往年ライダーにとっては特別な思い入れがあるようです。

しかし一方で若い世代や女性ライダーからの支持も非常に厚く、ハーレー・ダビッドソン・ジャパンでは新たなユーザー獲得のためにさまざまなサービスを展開しています。

日本においてはハーレー・ダビッドソン車は性能以前にスタイルやブランドが人気の要素になっていることから、同じハーレーユーザー同士のつながりをつくろうとメーカー主催でツーリングイベントを行ったり、ファン交流のためのツールを提供していたりします。

「ハーレー・ダビッドソンに乗りたいから大型二輪免許を取る」という人もいるほど強力なブランド力があるメーカーです。