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BMWのバイクの特徴と種類

画像引用元:BMW Motorrad Japan

自動車だけじゃないBMWの実力

BMWといえば高級自動車というイメージが強いメーカーです。
ですがホンダやスズキのようにBMWも自動車産業と平行して自動二輪車産業も行っており、名車と言っても良い非常に優れた車種をいくつも世に送り出しています。

まずBMWという企業の歴史から追ってみると、企業としてのスタートは1916年からとなります。
創業はドイツ・バイエルン地方で、最初は航空機エンジンを製造するメーカーでした。

社名の「BMW」は「Bayerische Flugzeug Werke AG(バイエリッシェ・フルークツォイク・ヴォルケ株式会社)」と「Bayerische Motoren Werke(バイエリッシェ・モートレン・ヴェルケ)」という2つの企業が始めたプロジェクトに由来しています。

この2つの会社によるプロジェクトは1922年に正式に「バイエリッシェ・モートレン・ヴォルケ(BMW)」と名称を統一し、四輪車および二輪車の製造を開始します。

日本においては「BMW」は「ビーエムダブリュー」と呼ばれますが、正式には「ベーエムビュー」という発音が正しく、欧米での略称は「ベムヴェー」「ベンベー」といった言い方がされます。

BMWによる二輪車の初号機モデルは1922年の「R32」で、この車体はすでにかなりの完成度であったということから第一次世界大戦では広く使用されることとなりました。

先進的でスタイリッシュなデザインが特徴的

BMWが大きく業績を伸ばしたきっかけは何と言っても第一次世界大戦から第二次世界大戦にかけての軍需産業です。
当時のドイツの隆盛は広く知られているとことろ思いますが、世界初のジェット戦闘機である「メッサーシュミット」のエンジンを開発したのも実はBMWです。

1945年の敗戦後、ドイツ国内の軍需産業は連合国軍により接収を受け、かつ東西ドイツに分断されることになるという複雑な歴史をたどっていくことになります。

しかし戦後は自動車や農機具へ企業の舵を大きく切り、企業規模をかなり縮小しながらもなんとか倒産を免れてエンジン搭載機器の製造を続けていきます。

再び企業として大きな注目を受けることになったのは遅れること1960年台に入ってからで、小型自動車である「1500(イノエクラッセ)」を開発したことで、当時の世界的モータリゼーションの流れに沿って企業としての存在感を高めます。

バイク産業としては1970年代からの「R100RT」というモデルが人気となり、以降機能性とともにデザイン性の高いモデルが数多く採用されるようになりました。

近年のヒット作は「GS」というオフロードもオンロードも快適に走行することができるモデルで、新開発された「K」モデルとともに今もBMWの人気を支える看板となっています。