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イタルジェットのバイクの特徴と種類

イタルジェットの歴史

イタルジェットとは、1959年にイタリアのボローニャで設立されたバイクメーカーです。
デザイナーのレオポルド・タルターニ氏が設立したバイクメーカーだけあって、デザインに特徴的なモデルが多く、おもにスクーターや小型のオフロード車などを製造しています。

イタルジェットのなかでも、その独特なデザインによって人気を博したのがドラッグスターです。
鋼管フレームが複雑に絡み合い、前輪が片持ち式の非常にユニークなモデルで、世界のバイクマニアの話題の的になりました。
ところが、イタルジェットは経営危機に陥り、2002年に一度市場から消えることになりました。

そんなイタルジェットが復活したのが2006年です。
別の企業に勤務していた創業者であるタルターニ氏の息子がイタルジェットの資産を買収、見事経営を立て直したのでした。
復活して以降、しばらくは以前のモデルの継続販売に力を入れていましたイタルジェットですが、最近になって徐々にまたユニークなモデルを手がけるようになっています。
新たに電動自転車も開発しており、活発化するその活動から目が離せません。

イタルジェットのバイクの特徴

イタルジェットのバイクの最大の特徴は、その先鋭的で独創的なデザインです。
1990年代にドラッグスターという同社を代表するモデルが登場しましたが、これはフレームを露出した攻撃的なスタイルが特徴で、そのメカメカしい姿に多くのバイクファンの注目が集まりました。
また、ドラッグスター以外もイタルジェットの製品のデザイン性は高く評価されており、同社の製品の一部は各国の美術館に展示されているほどです。

イタルジェットを代表するバイク

イタルジェットを代表するモデルといえば、先ほどから名前を挙げているドラッグスターです。
1990年代に登場した当時もその斬新なデザインで、「まさに未来のバイク」といった趣を呈していました。
そんなドラッグスターが2020年にデザインをリニューアルし、ふたたび製造されることになったのです。

イタルジェットで目を惹くのは、その露出した剥き出しのフレームによるデザインです。
また、フロントフォークのないハブステア機構も独特です。
いかにもメカというデザインですが、それでいてどこか美しさも醸し出しています。
さすがファッションの国、イタリアのメーカーならではと言えるのではないでしょうか。

新しいドラッグスターは、単なる旧モデルのリスタイリングではなく、先進的な機構をいくつも採用しています。
デザインが個性的なのは言うまでもなく、さらに「インデペンデント・ステアリング・システム」を採用し、車体に伝わる衝撃を高いレベルで吸収できるようになりました。
新ドラッグストアには、125ccおよび200ccの2種類のモデルがラインナップされています。